「大丈夫」の魔法。
何故だか分からないけど、元気になれない。
何故だか分からないけど、ひとりでいたい。
何故だか分からないけど、誰かといると疲れてしまう。
何故だか分からないけど、作られた笑顔をしてしまう。
特別大きな「何か」があったわけじゃない。特別不幸な目にあったわけじゃない。
普通にそれなりに生活できていて、耐え難いような状況にいるわけでもない。
きっと周りから見れば、普通な状態なんだろう。
きっと疲れてるだけで、少し経てば何事もなかったようにまた元気に戻れるさ。
あなたは何かと比べて、こんなこと特別大きな内容じゃない。だから大丈夫だよ。って思っているのかもしれない。
でも、あなたがなんとなく元気になれなかったり、誰かといると疲れてしまうからひとりでいたいと感じているなら、
それは小さな「何か」ではないことだけは確かなんだよ。
人は、体の疲労には敏感なのに、何故か心の疲弊には鈍感な生き物です。
いや、鈍感というより、気づかない、認めないのかもしれません。
あなたが自分の心に普段と違う違和感を感じているなら、その種になっている出来事は決して小さなことではありません。
あなただけが悪いわけではありません。
でも、だからと言って誰かだけのせいにしていても解決しません。
自分を責めるのは逆効果です。
「大丈夫」という言葉は、魔法の言葉です。
あなたは、心が今疲弊しているだけなんです。その状態がずっとは続かない。
だから、どうか、どうか騙されたと思って実践してみて欲しい。
なんか元気が出なくても、誰かといるのが面倒に感じたり疲れたりしても、ひとりになりたいと感じても、それは決して悪いことじゃない。
なぜ心が疲れてきてしまったのか?その原因をゆっくり考えてみる。でも、大体の人は本当は分かっているんですよね。
もし分からなかったら、じっくりゆっくり考えていきましょう。因数分解するように。
そして、自分に伝えてあげてください。
「私は疲れてしまっているんだよね。でも大丈夫だよ。○○○○○○だから苦しくなってしまったんだよね(なるべく原因を具体的に)
○○○○○○だからこう思ったんだよね。分かってるから大丈夫だよ。」
何が言いたいかというと、あなたの心が疲れてしまっていることを認めてあげて、その原因となる出来事に対してあなたはなぜそのような気持ちになったのか冷静に分析して、あなたに分かっているから大丈夫だよと共感してあげて欲しいのです。
こういう事をいうと、大抵の人は抵抗感を持ちます。
だから実践しないのです。
だから何も変わらないのです。
信じられなくてもいいのです。そんなこと思えないよ!と思っていてもいいのです。
とにかく繰り返しやってみてください。寝る前でも、ふと思い出した時でも、いつでもいいです。声にも出さなくていいです。
習慣になるぐらいまで、癖づけてみてください。
仮に何も変わらなかっとしても、損することは決してないはずです。
「大丈夫」は魔法の言葉です。
決して、あなたの気持ちを無視するための「大丈夫」と使い方を誤ってはいけません。
(2022年4月6日)