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大人になった今だから読みたい絵本
皆さん、最後に絵本を読んだのはいつか覚えていますか?
記憶にない人がほとんどかもしれませんね。
ビジネスや、小説、自己啓発本などを読む方は多いと思いますが、あえて言います。
今だからこそ絵本を読んでみませんか?
何かの勧誘ではないですが 笑
筆者には、大人になっても定期的に読む絵本があります。
それが下記の2作品です。
「100万回生きたねこ」「幸福な王子」
特に、100万回生きたねこに関しては、子供の頃に買って読んだ時の衝撃が忘れられず、いつか自分に子供が生まれたら一番に
読み聞かせをしてあげたいと思い、ずっと大事に保管し、実際に息子に読み聞かせたほどです。
これから読む方もいらっしゃると思うので内容はあえて書きませんが、大人になってから絵本を読んでみるというのは、
とても大事な時間だと思います。
大人になると、当たり前ですが大人として生きていきますよね。
プライドが高くなって、嘘も上手くなる。人間関係に疲れたり、自分を守るために誰かを傷つけることだってある。
本当に大切もの(こと)って何ですか?と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
私は、気持ちが少し疲れてきた時に先ほど紹介した、子供の頃にとても心を揺さぶられた絵本を読みます。
もちろん特別な何かがあるわけではありません。
でも、ビジネス本や小説を読んだ時には味わえない、絵本だからこそ感じられる何かがそこにはあると思うのです。
それに、大人が絵本を読むことには、大きなリラックス効果が期待できるそうです。
小難しい本を読んで「頭の勉強」をすることも大切ですが、
たまには絵本で「心の勉強」をしてみませんか?
手を差し伸べる勇気
サラリーマンの聖地とされる首都圏の某駅にあるお手洗い。
私は手を洗っていました。
すると、人の気配と「カンカン」という耳慣れない音にとっさに顔を上げて鏡越しに後ろをみました。
そこには、少し大柄な男性が映っていました。
私はとても驚き、ほんの一瞬パニックになりそうでしたが、すぐに振り返りハッとしました。
その男性は、白状(目が不自由な方が使用する杖)を持った方だったのです。
大きなリュックを背負い、片手に白状、片手を壁に添わせて慎重に歩いていました。
ですが、ここは「女性用トイレ」。
私とその男性以外は誰もいない状態でした。
とっさに、「すみません、ここは女子トイレですよ💦」とお声がけをしました。
すると、男性はとても驚き、「すみません。すみません。間違ってしまいました。本当にすみません。」と慌てふためきながら
謝罪をされました。
逆に私が申し訳なくなるほど不安そうな顔で何度も謝る男性を見て、私の心はキュッと締め付けられるような感覚を覚えました。
そこで、「全然気になさらないでください。それに今私以外いませんし。よかったら男性トイレまでお連れしましょうか?」
と伝えると、「本当ですか?助かります。ありがとうございます!」と、やっと顔をはっきりと上に向けました。
では、私の肩を掴んでくだいね。手を取りますね。と一声かけた後、男性の手を私の肩へ誘導しました。
(ちなみに、目が不自由な方を手助けする際に、相手の腕やその他の部分などを誘導側が掴むやり方は良くないそうです。腕や肩などに手を添えてもらって誘導するのがベスト。たまたま知っていてよかったです。)
2人で話しながら歩幅を合わせてゆっくり歩き、無事男性トイレに到着しました。
すると、男性が「本当にありがとうございました。やっぱり慣れないところはどうしても分かりにくくて💦本当に助かりました。
本当にありがとうございます」と満面の笑顔で言ってくれたのです。
私はその瞬間、なんとも言いがたい、とても幸せな温かい気持ちになったんです。
本当にあの瞬間声をかけてよかった。勇気を出して手を差し伸べてよかったと。
何が言いたいかというと、別にこれは私の美談として語りたい訳ではなく(笑)いや、多少それもあるかな?!(笑)
単純に、日常生活をしている中で、大なり小なり何かで困っている方や辛い方っていると思うんですよね。
例えばお年寄りや妊婦さんに席を譲るとかでもそうですが、気持ちでは譲ってあげたい、その方がいいって思っていても、
「断られたらどうしよう」とか「余計なお世話かな」「逆に嫌な気持ちにさせるかな」とか、つい頭で考えてしまって結果として
行動に移せずモヤモヤしてしまったり。そんな経験したことがある人って結構いると思うんです。
でも、そんなこと考えたって仕方ないんですよね。だって、行動に移してみないとその後の結果なんて分からないんですから。
確かに、中には自分が親切でしたことに対して予期せぬ反応を返してくる人もいますよ?
でも、そんな時はイラッとするかもしれませんが、必ずしもみんながそうだと思わないでほしい。
本当に心からのありがとうを伝えてくれて、温かい気持ちにさせてくれる人の方がきっと多いのですから。
偽善だと言われても、そういうことで心がほんわかできるような人間でありたい。
そして子供にもそんな人になってほしい。
そんなことを思うのです。
手を差し伸べる勇気までのハードルは、ホントはそんなに高くないと思いますよ。
最高の贈り物。
「リーダー研修Ⅱ」を4月19-20日の2日間で行いました。
今回の研修は、現在の美生學としては新しい試みとなる研修内容でした。
各班に分かれ、それぞれ担当トレーナーが専任で付き添います。
筆者も、担当トレーナーとして1つの班を任されました。
新たな項目も取り入れ、研修がスタートして行きました。
私自身、今までは撮影とトレーナーを兼任しておりましたが、今回はトレーナーとして専念させて頂きました。
毎回研修を行う際はもちろん十分な準備を整えて本番を迎えますが、今回は新しい試みという事もあり本当に頭を悩ませる時間が
多くありました。
どうしたら研修生に伝わるのか?
気づきを与えられるのか?
学びを与えられるのか?
実生活に活かせるようになるのか?
心から幸せだと感じてもらえるのか?
そんな想いを込めた研修は、想像を遥かに超える結果となって返って来ることとなりました。
おそらく初めてに近い状態で知り合った人達が、たった2日間でなぜこんなにも愛おしい存在になるのか。
なぜこんなにも心をさらけ出せるのか。
なぜこんなにも短時間で成長することができるのか。そしてそれがなぜ自分のこと以上に胸を熱くするのか。
言い出したらきっとキリがありませんね。
私は改めて思うのです。
誰かを想って本気でぶつかる時、その想いは必ず届く物なのだと。
それが全ての人でなくても、たった1人だったとしても。
弊社の代表が、なぜ30年という長きに亘り本事業を続けてくることができたのか?
その答えに一歩近づいたような気がします。
全ての研修項目が終了し、感謝の言葉を伝えてくれる研修生達に伝えたい。
感謝をしてもし尽くせないのは私達トレーナーの方なのだと。
こんなにも多くの気づきを与えてくれる。こんなにも学びを与えてくれる。こんなにも心動く瞬間に立ち会うことができる。
この気持ちだけは、絶対に私達だけにしか共有できない最高の贈り物なのです。
私は、世界一幸せなトレーナーである。
「大丈夫」の魔法。
何故だか分からないけど、元気になれない。
何故だか分からないけど、ひとりでいたい。
何故だか分からないけど、誰かといると疲れてしまう。
何故だか分からないけど、作られた笑顔をしてしまう。
特別大きな「何か」があったわけじゃない。特別不幸な目にあったわけじゃない。
普通にそれなりに生活できていて、耐え難いような状況にいるわけでもない。
きっと周りから見れば、普通な状態なんだろう。
きっと疲れてるだけで、少し経てば何事もなかったようにまた元気に戻れるさ。
あなたは何かと比べて、こんなこと特別大きな内容じゃない。だから大丈夫だよ。って思っているのかもしれない。
でも、あなたがなんとなく元気になれなかったり、誰かといると疲れてしまうからひとりでいたいと感じているなら、
それは小さな「何か」ではないことだけは確かなんだよ。
人は、体の疲労には敏感なのに、何故か心の疲弊には鈍感な生き物です。
いや、鈍感というより、気づかない、認めないのかもしれません。
あなたが自分の心に普段と違う違和感を感じているなら、その種になっている出来事は決して小さなことではありません。
あなただけが悪いわけではありません。
でも、だからと言って誰かだけのせいにしていても解決しません。
自分を責めるのは逆効果です。
「大丈夫」という言葉は、魔法の言葉です。
あなたは、心が今疲弊しているだけなんです。その状態がずっとは続かない。
だから、どうか、どうか騙されたと思って実践してみて欲しい。
なんか元気が出なくても、誰かといるのが面倒に感じたり疲れたりしても、ひとりになりたいと感じても、それは決して悪いことじゃない。
なぜ心が疲れてきてしまったのか?その原因をゆっくり考えてみる。でも、大体の人は本当は分かっているんですよね。
もし分からなかったら、じっくりゆっくり考えていきましょう。因数分解するように。
そして、自分に伝えてあげてください。
「私は疲れてしまっているんだよね。でも大丈夫だよ。○○○○○○だから苦しくなってしまったんだよね(なるべく原因を具体的に)
○○○○○○だからこう思ったんだよね。分かってるから大丈夫だよ。」
何が言いたいかというと、あなたの心が疲れてしまっていることを認めてあげて、その原因となる出来事に対してあなたはなぜそのような気持ちになったのか冷静に分析して、あなたに分かっているから大丈夫だよと共感してあげて欲しいのです。
こういう事をいうと、大抵の人は抵抗感を持ちます。
だから実践しないのです。
だから何も変わらないのです。
信じられなくてもいいのです。そんなこと思えないよ!と思っていてもいいのです。
とにかく繰り返しやってみてください。寝る前でも、ふと思い出した時でも、いつでもいいです。声にも出さなくていいです。
習慣になるぐらいまで、癖づけてみてください。
仮に何も変わらなかっとしても、損することは決してないはずです。
「大丈夫」は魔法の言葉です。
決して、あなたの気持ちを無視するための「大丈夫」と使い方を誤ってはいけません。
2022年3月度基本研修を終えて。
みなさんこんにちは。
美生學では、3/22~23の日程で基本研修を行いました。
今までと同様に、徹底した感染症対策を行った上での開催です。
新型コロナウイルスの影響もあり、3ヶ月ぶりの研修でした。
今回の研修は、2社の企業様が一緒に研修に臨む合同研修でした。
1社はリユース事業を行っている企業様、もう1社は不動産関連の事業を行っている企業様という全く異なる業種であり、
年齢も20代から50代と非常に幅の広い研修生達でした。
トレーナーとして初めに研修生に挨拶をさせていただくのですが、この時に一人ひとりの顔をじっくり見つめ、脳裏に焼き付けます。※理由は後ほど
おそらく、前向きに喜んで参加している研修生などいません。
みんな、「これから何するんだろう、めんどくさいな、だるいな、でも会社に行けって言われたしな」おおかたこんなところです。
人の話を聴くのにも肘をつく、脚を組む、顔も見ない、その他etc...こんなことはよくある事です。
まあ、もちろんこういった研修生は本人が後々大変な苦労をするんですけどね...笑
私たちトレーナーは参加者の情報や課題点などを、事前に代表者様や管理責任者の方から入念にヒアリングをします。
プラス@、研修で始めに行ってもらうYG性格検査を元に、それぞれの適性をベースに、職場でより活躍してもらえるよう一人ひとりの強みを活かした研修を行っています。
今回も、本当に様々な研修生と出会いました。
共通する点は、「誰一人まともな挨拶ができていない」と言う点です。
どういう事?挨拶でしょ?と思う方も多いと思いますが、そうなんです。その、たかが挨拶なんです。
でも、されど挨拶です。挨拶は全ての基本です。この基本すらできない方は何もできません。
※この話をしだすと止まらなくなっちゃうのでこの辺で
何度言ってもなかなか直らない方。
逃げてしまう方。
自分の殻を破れない方。
素直になれない方。
プライドが邪魔してしまう方。
他人や自分を認められない方。
その他etc...
今回の研修でも、おそらく今までの人生の中で一番長いであろう時間、自分自身と向き合ってもらいました。
もちろん私たちトレーナーも一緒に。
自分はどんな人間なのか?人との関わり方は?考え方は?
言い出したらキリがありませんが、どの研修生もとても苦戦したと思います。
でも、当たり前なんです。
誰だって、本来であれば一番理解しているはずの自分自身のことが一番理解できていないものなのですから。
だからこそ、理解して答えを見つけ出したとき、言葉では言い尽くせない感情に身震いするのです。
様々な研修項目を終えたとき、再度研修生達の顔をじっと見つめます。
「言葉はいらない」とは、まさにこの瞬間のためにある言葉なのではないのか?
私たちトレーナーはいつもそう感じさせられます。
冒頭にお伝えした「トレーナーとして初めに研修生に挨拶をさせていただくのですが、この時に一人ひとりの顔をじっくり見つめ、脳裏に焼き付けます」とは、まさにこの表情の変化を実感するためです。
どの研修生も、本当に憑物が落ちたような晴々とした、しかしながら新たな決意や自信に満ち溢れた、そんな顔をしているのです。
人は、あまり良くない(ネガティブな)表情はなんとか隠すことができても、やる気や自信に満ち溢れている時などポジティブな思考にとらわれている時の表情は隠し通すことができないのです。
こういった劇的な変化を感じとることができた時、出会えて良かった。一緒に苦しみ乗り越えて良かったと、心の底から感動し一緒に涙を流すことができます。
今回もまた、様々な出来事に共に向き合い、乗り越え、たくさんの気づきと学びを与えていただいた素晴らしい研修でした。
やはり。。。。